さて、久々に競技かるたのお話です。
競技かるたは、読み手が読み上げる歌の上の句を聞いて、出来るだけ早く下の句の書かれた札を取りに行く競技です。
そこで百人一首の歌を全て覚えることが必要になりますが、正確には「歌の全て」ではありません。
決まり字さえ覚えておけば競技は出来るのです。
『決まり字』とは?
「ここまで聞けば札が取れる」という部分の事です。
札によって1字~6文字の長さの決まり字があります。
〇「1枚札」7枚
む・す・め・ふ・さ・ほ・せ
こちらは有名なので誰もが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
この7枚だけは、1文字読まれただけで取れる「最初から1字決まりの札」なのです。
〇「2枚札」×5組
う・つ・し・も・ゆ
2字まで読まれたら取れます。
うか&うら・つく&つき・しら&しの・もろ&もも・ゆら&ゆふ
(2枚のうちどちらかが読まれたら、あとは1字決まりで取れます)
〇「3枚札」×4組
い・ち・ひ・き
いに&いまは&いまこ
ちは&ちぎりお&ちぎりき
ひさ&ひとも&ひとは
きり&きみがためは&きみがためを
(始めに「きみがためは」の札が読まれた場合、場にある「きみがためを」の札は、「きみ」で取れるようになり、その後「きり」も読まれた場合は、「きみがためを」の札は、「き」の1字で取れるようになり「1字決まりとなる」のです)➡これを「決まり字の変化」と呼びます。
〇「4枚札」×4組
は・や・よ・か
はなさ&はなの&はるす&はるの
やへ&やす&やまが&やまざ
よも&よを&よのなかは&よのなかよ
かく&かさ&かぜを&かぜそ
〇「5枚札」×1組
み
みせ&みよ&みち&みかの&みかき
〇「6枚札」×2組
た・こ
たか&たち&たま&たき&たご&たれ
この&これ&こぬ&こひ&こころに&こころあ
〇「7枚札」×2組
お・わ
おぐ&おも&おく&おと&おほけ&おほえ&おふこ
わび&わすら&わすれ&わがそ&わだい&わたのはらや&わたのはらこ
〇「8枚札」×1組
な
なつ&なげき&なげけ&ながか&ながら&なにし&なにはが&なにはえ
〇「16枚札」×1組
あ
あし&あけ&あひ&あらざ&あらし&ありあ&ありま&あはれ&あはぢ&あまの&あまつ&あきの&あきか&あさぢ&あさぼらけあ&あさぼらけう
とこんな感じとなってます。
「あ」から始まる歌が一番多く16枚もあるのでした。
このように15分間の暗記で札の場所や場にあるかないか?
場にある50枚だけではなく、百枚全てを把握した暗記をするのですが・・・
1枚読まれる度に、この「決まり字の変化」を頭の中で確認をして一旦暗記した札を読まれる毎に消していく作業がまた大変なのでした。
このような作業を90代の方まで行ってますので頭の体操にも本当によい競技なのでした。
(ねんりんピックに参加されてる方々は皆さん本当にお若いです)
大会では、1試合1時間半を5回以上繰り返して~入賞となります。
というわけで1試合毎に暗記を入れて消して~を繰り返すため、3試合目くらいからがかなり大変になってくるのでした。
札を使って説明しないと中々難しいかもしれませんが、こんな感じとなってます。
昨日の練習会では小学生でしたので・・・
百枚覚えたかなぁ?くらいの子供達でして、まだ決まり字をきっちり言えてませんでしたので、昨日はそこを繰り返し練習してみました。
次は、決まり字の変化を頭の中で確認できるようにしなければなりませんが。。。
ここから3か月くらいはかかりますかね~。。。
とりあえず小学生は楽しむことが重要な気がしますので、ゆる~く頑張って欲しいですね。
初心者大会等で、本人のやる気が出た時が頑張り時ですね。
さて、昨日の帰ってから食べた夕飯です。
牛肉があったので~ハッシュドビーフにしました。
ちょっといい赤ワインもあったので美味しくいただきました。
ではでは、今日もステキな1日を~🎶